【東近江】 東近江市小川町にある社会福祉法人八宮会八宮こども園の創立10周年を記念した式典がこのほど、能登川コミュニティセンターで行われた。式典ではこれまでの歩みを振り返るとともに、園児らによる発表会などが披露され、記念の節目を祝った。
同園は、人口が増える能登川地区で懸案となっていた待機児童問題の解消に少しでも役立てばと、能登川地区初の私立保育園として2012年に開園。八宮赤山神社の参拝など豊かな自然を大切にし、尊敬と感謝、思いやりの心を育てる保育を目指してきた。菜園や果樹園を整備した食育や幼児英語教室の開設など特色も生かし、20年には認定こども園「八宮会八宮こども園」に移行。節目となる10周年を迎えた。
式典には創設者の國領迪則理事長ら同園関係者のほか、来賓で小椋正清東近江市長や地元議員らが出席。あいさつでこの10年を振り返った國領理事長は「園児たちは恵まれた周囲の環境の中で、友達と交わりながら活動に参加し、行事などに親しみながら健やかに育ってくれている。これからも果樹園の木々が成長するように、明日に向かって前進することを祈念したい」と話し、関係者に感謝の言葉を並べた。
その後、創立10周年勤務職員が表彰され、同園の10年を映像で振り返った。また、新しく制定された園歌を園児らが元気いっぱいに熱唱。2部のアトラクションでは園児たちの歌の発表会、音楽ユニット「わ音」による演奏が披露され、式典に花を添えた。