小学校入学前の園児が赤鬼と交通学習
【東近江】 2月2日の節分を前にした1日、八宮こども園(東近江市小川町)に交通ルールを知らない赤鬼が登場し、園児らとともに信号の判別や横断歩道の渡り方を学んだ。
4月から小学校に通う園児に交通ルールを改めて学んでもらおうと、東近江市が同園5歳児(26人)を対象に交通安全教室を実施。交通ルールを守らない赤鬼が出没しているとの情報を聞いた園児らの前に、市職員が扮する赤鬼が姿を現した。
赤信号で横断歩道を渡る赤鬼を目の前に、園児らは「赤信号は止まる」「青でも右・左・右を確認して渡る」など、○×の問題形式で正しい交通ルールを赤鬼に伝えた。交通安全を学習した赤鬼は心を入れ替え、園児らと一緒に手を上げて正しい方法で横断歩道を渡った。
園児らが製作したメッセージボードを受け取る多鹿社長
園児らはその後、交通安全の祈願をするため、毎月参拝している地域の八宮赤山神社に歩いてお出かけ。道中の交差点では、友だち同士で注意を呼びかけながら学んだ交通ルールを実践し、また、地域で清涼飲料を製造する株式会社ホーマーコーポレーションにも立ち寄り、園児らの似顔絵と「あんぜんうんてん ありがとう」と書かれたメッセージボードを手渡した。
メッセージを受け取った同社の多鹿秋宏代表取締役社長は「トラックの出入りが多いので普段から社内で注意しているが、今後もより一層に注意喚起したい」と話していた。