【東近江】 15日からはじまった交通安全啓発「新入学(園)児と高齢者の交通事故防止運動期間」に先駆け、私立八宮保育園(東近江市小川町)では14日、4月から小学校に入学する園児らとその祖父母約50人が、交通事故から守るお守りを共同で製作した。
同啓発運動は、新入学(園)児やその保護者に対する交通安全教育の徹底、高齢者の自動車運転や歩行中による交通事故防止、通学・通園路を中心とした交通危険箇所での安全確保推進を目的としたもので、歩行者には夜間での反射材着用、運転者には生活道路での減速やこまめなハイビームの使用などを呼びかけている。
この日、対象となる園児と高齢者で注意を深めてもらおうと、警察署員や市職員、東近江地区安全運転管理者協会のメンバーらが啓発の一環として実施。園児と祖父母がお守り型の反射材をもとに、世界に一つだけのお守りをつくった。
園児たちは、交通安全と書かれた文字の回りに、好きな色のマジックで絵を描き、交通事故防止を願いながら思い思いのお守りを完成させた。殿村奏衣ちゃん(6)は「1年生でも交通安全がしっかり守れるようにがんばりたい」と、上々の出来上がりに笑顔をみせていた。
製作後は同園の近くにある八宮赤山神社に向かい、全員で交通安全を祈祷した。神社まで向かう道の途中でも、園児たちは交差点での左右の確認を声をかけ合って注意するなど、新1年生への心構えを高めていた。